歯を残すための治療 歯周治療(歯ぐきの治療)    高知市青木歯科TOP    2022/06/12更新

 

第一印象を台無しにし、対人関係を損なう口臭、その原因の多くは歯周病です。日本人が歯を失う原因のトップが歯周病であり、成人の80%が歯周病にかかっているといわれています。歯周病は医科も含めて最も多い病気であり、国民病といっても過言ではありません。しかも心臓病、糖尿病、アルツハイマーなどが最凶の歯周病菌のジンジバリスの出す内毒素に関係があるといわれており、全身の健康のためにも歯周病をコントロールすることが大切だと分かってきました。歯周病のコントロールには歯科医院での治療と継続的な管理に加えてフロス(または歯間ブラシ)とブラッシングを中心とした家庭療法が欠かせません。

 

歯茎から出血するのは歯周病が進行しているサイン。極悪の歯周病菌は血液中のたんぱく質と鉄分が大好物。今すぐ歯科医院へ(天野敦雄 大阪大学教授のYouTubeより)

天野先生のYouTubeここをクリック

 

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天野敦雄先生のYouTubeから引用(右図も)

極悪の歯周病菌ジンジバリスとその手下

歯茎からの出血があると極悪の歯周病菌が増殖します

当院で撮影した口腔内細菌の実例(mil-kin+アイフォン

 

当院お薦めの家庭療法

@まず舌をきれいにしましょう!歯ブラシでOK。口臭の原因が舌に残っている場合が多いです。奥から前に10回こそぎましょう。

A次にデンタルフロスをしましょう!虫歯も歯周病も歯と歯の間から始まることが多いです。ブリッジの入っている場合や歯周病の進んでいる場合は歯間ブラシ。

Bそして歯磨き!ヨコではなくタテにブラシを動かす習慣をつけましょう。フッ素入り歯磨剤も効果的。はじめは歯磨剤を付けずに次に歯磨剤を付けて磨きましょう。

C
仕上げはマウスウォッシュでお口の消毒!虫歯予防にはフッ素入り洗口剤、歯周病予防にはコンクールがおすすめ。

 

これを朝起きた時と夜寝る前の2回がベスト。食後は軽く食渣を取る程度でオッケー

 

歯周治療の手順は保険のルールで次のように定められています(回数は目安です)

 

検査(歯周検査、レントゲン検査、口腔写真検査、模型検査)→指導管理〔家庭療法についての指導〕→歯石除去(1〜2回)→2回目の検査〔家庭療法の評価〕→根面の清掃SRP(4〜6回)→3回目の検査〔家庭療法の評価〕→治らない部分に再度の歯面の清掃SRPまたは歯周外科Fop歯周病安定期治療または歯周病重症化予防治療

 

※歯周治療は処置や手術の結果を確認するための検査で治療を終える必要があります。例えばスケーリング→検査で治癒を確認して終了。 スケーリング→検査→SRPPCur)→検査で歯周組織の安定を確認して終了といった具合です。

 

根の汚れ(歯石と壊死セメント質)を取ることは歯科治療の中で最も難しい技術の一つであり、ポケットの深いケースでは一度に完全にきれいにすることはできません。そのため保険のルールではまず全体の大まかな歯石をとり、次に2回目の検査をして、深いポケットのある部分の根の汚れをきれいに(Root Planning)するように定められています。歯と歯茎の間のポケットが5ミリを越すと歯石など根の汚れを完全に取ることは非常に難しくなり歯石が残ってしまいます。歯ぐきを指で押すと膿がでるのは深い場所に歯石が残っている証拠。疲れなどで抵抗力が落ちると歯茎がはれてしまうことになります。麻酔をし、眼で歯石を確認し、完全に取り除くこと(歯周外科)が必要な場合もあります。

 

「歯周病の診断と治療のガイドライン」日本歯科医学会07/10/12 

 

 

1984年に左上犬歯が腫れて来院

歯周病で腫れて一部歯周外科をしたとは思えない健康なはぐきです。治療後の家庭療法とメインテナンスの重要さを証明しています。201068歳女性

すべて保険診療です

楔状欠損がありますが痛みなどの症状はないので様子見しています

左上犬歯に歯周外科をしました

 

1984初診。42歳女性。隣接面に虫歯がたくさんできています

犬歯遠心に骨吸収があります/8月犬歯部の歯周外科

犬歯遠心のポケットは6ミリありました

23年後65

犬歯の遠心も安定しています。ポケットは3ミリ

虫歯の治療、根の治療をしています

31年後73歳。下顎第二大臼歯(向かって左端)が腫れ排膿があったため、歯周外科を行い、血餅をためるために人工骨を使っています。

犬歯遠心は安定。家庭療法の大切さを示しています。

左奥上下

 

34年後76歳。右下歯周外科後3年。骨が平たんになっています

 

左上下奥歯はほとんど変化がありません

初診から35年。77歳左第一大臼歯遠心に歯石が沈着、骨吸収が生じていました

歯石を取りました

歯石を取ってから3か月、改善しています

 

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78歳 歯周外科後5

 

78歳 除石後6か月 よくなっています。歯石から3mm骨吸収が起きるようです

2021年(初診から37年)79歳。家庭療法の重要さ示しています

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手を口に入れている

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2021年初診から37年。79歳女性。咬翼法レントゲン右臼歯部上下

 

左臼歯部上下

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人の手

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2022年80歳。巨細胞性動脈炎のためステロイドとその副作用防止の骨粗鬆症予防薬を注射をされていますが。歯周組織の変化はありません

38年前に犬歯が腫れて歯周外科をしています。特に変化はなく家庭療法の効果を証明しています

左上下臼歯にも特に変化はありません

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2023年。初診から39年経過 81歳。右上下臼歯部。問題なく経過

 

左上下臼歯部。こちらも変化ありません

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2024年。初診から40年経過。82歳。巨細胞性動脈炎は治癒

 

清掃良好です

 

 

若年性歯周炎

 

15歳女性。第一大臼歯の隣接面に骨欠損があります

左側はさらに深い骨欠損、咬合面う蝕もあります

前歯にも骨欠損があり、歯に隙間ができていました

 

 

16歳 デンタルフロスによる清掃と根面掻爬で骨が回復しています

左側、こちらも歯周外科はしていません

 

 

 

19歳、6か月に一度根面清掃をしています

家庭療法と根面掻爬で驚くほど骨が回復しています

限局的な矯正をしています

 

20歳フロスを含めて清掃は良好です

さらに良くなっています

 

 

 

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歯肉移植と全顎の補綴

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92年、前のブリッジがぐらついていました

上の歯列

磨り減った入れ歯

歯石が沈着していました。黒い部分が歯石

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927月。治療終了時、下顎前歯ブリッジはそのままにしています。

 

磨り減らないように人工歯を金属にしました

根の先まで黒くなり、骨がなくなっていることを示しています

26年後、歯肉が退縮し、黒くなっています。歯肉移植部は歯肉退縮がほとんどありません。

26年後上顎。咬耗が認められます

下顎はブリッジと部分義歯をやり替えています。26年間で下顎小臼歯を2本抜歯しました。

24年目に左下小臼歯が破折。抜歯になりました。

 

口臭

口臭の原因には、歯周病、虫歯、清掃不良がありますが、盲点は舌の汚れです。歯を清掃する時、ついでにブラシで舌をこそぐと口臭が激減します。歯周病菌の巣にもなっていますので歯周治療にも効果的です。

 

立川談志

 立川談春『赤めだか』によると、立川談志は朝起きると10種類もの道具を使い30分近くも歯と舌の掃除をするという。天才というのはどこか違いますね。日本人が皆談志の真似をしだすと、日本の歯医者は今の半分でよくなるでしょう。

   

  

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